人志松本のゆるせない話

松本 :はい、今夜は皆さんにどう考えてもゆるせない話を披露していただくために
集まっていただきました。よろしくお願いします。

一同 :よろしくお願いします。


松本 :ゆるせない話ですよ。すべってもいいんです。
ゆるせない話をしていただいたらいいんですよ。
ちょっと、早速なんですが、いいですか?
これ、ちょっとモザイクかけていただいてもいいんですが、僕の携帯なんですよ。
機種がわかって、祭り上げてもあれなんで、モザイクかけていただいていいですけども、
これ、この僕の携帯ね、マナーモードにしてあるんですよ。
でも、それだけではいかん。本番前ですから。
もう、切っちゃいましょう。
マナーモードにしてるだけでは、ダメですよ。
電話を切りますよ。ほら、これね。
電源。

♪ちゃらららら~ん

これで、鳴られても・・・ゆるせないでしょう。
これ、ゆるせないでしょう。

ジュニア :もぎたてのゆるせない話ですね。

松本 :考えられないですよ。

ジュニア :この機種、全く同じのを、僕の兄が結構前から使ってるんですけど、
そのことに、まったく気づいていないという・・・

松本 :あの兄もゆるせないですね。人としてゆるせないですね。
まぁ、そういうことで、今日はみなさん、腹立つことをいっぱいゆうてほしいなぁと思います。


松本:こちらに紐がありますが、これを引っ張っていただいたら
すぐにはじまりますので、はいはい、・・・

(たむけんに気付く!)何故ここに・・・、
(たむけんを指差して)いる?

たむけん:(ほっぺを膨らませて、口をとがらして、自分を指差す)
怒ってますよ。

松本:あんまり、怒ってへんし。どっちかいうたら怒られてるイメージがある。
まぁまぁ、いいですけど。

たむけん:それじゃ、ひっぱりますよ。いけぇ!(紐を引っ張る)

(後ろの幕が落ちて、お題の書いた短冊がたくさん現れる)

ナレーション:
この番組では、松本人志を中心に、それぞれが独自の視点で捉えた、
世の中に対する許せない事を、ゆるせない話として告白。
これから6人の怒れる人々が、勝手な事を言い放ちますが、
その中で、ひとつでも世直しになれば、そして、正しいと思うことが
あれば、至福の極み。いずれも、浮世のアホさ加減を憂いた、
個人による個人のための憤り。
これに共感するのもアナタの自由です。


松本:さぁみなさん、これがデスね。(後ろのたくさんの短冊を指差す)
みんなが持ち寄ったゆるせない話。まぁ、こんなのは、
氷山の一角なんですが、これがざっと100個。

ジュニア:かなり、厳選された100個ですから、まだまだございますが。

松本:(お題しか書いてないから)誰が誰のタイトルなのかは、
良く分かってないんですが、本人以外はね。
ちょっと、じゃあ僕が選ばせていただいていいですか?
まぁ、いっぱいあるんですけど、「ダブルの裾」を。
「ダブルの裾」っていうのは、誰?

キム兄:これ、僕です。
はい、ありがとうございます。
あのお、ズボンのですね、ダブル。
要するに、ここのところがこないなってる・・・
いかがいたしましょか?
シングルですか、ダブルですか?って聞かれたことあると思うのですが。

これはですね。発祥としましてね。
薀蓄みたいなことなるんですけど、イギリス人がですね。
スーツ着てアメリカ旅行に行ったときに、雨が降ってきたと。
それで、濡れるのがいややから裾をマクって、歩いてたと。
で、それを見たアメリカ人が、なんとイギリス人はオシャレなと。
あ、あれありやなぁと。ってことで。
イギリス人は雨で、裾が濡れるのが嫌なだけで捲くったのに、
ファッションでもなんでもないのに
アメリカ人が勘違いして上げたことから始まったらしいんですけど。

それやったら、もう今やめろや!
もう、違うたんやから。
ファッションやなかったんやから!

松本:なかったんやからねぇ。

キム兄:濡れんのん嫌やっただけなんやから。
なに、その話したやつが感心されとんねん。

ジュニア:でどころもちゃんと分かったわけですからねぇ。

キム兄:もう、違うねんから。
という、ゆるせない話。

松本:たしかに、これはゆるせない。

キム兄:名残がねぇ。
ワイシャツの裾もそうなんですって。
ようするに、出すのが面倒くさいんで、
ここが、ぴろ~んって、ここが短くなって、
ケツのとこまた長くなって。

松本:あれ何?

キム兄:あれは、昔は貴族が下着がない時に、シャツで股下まで。

ジュニア:パンツがわりに!

キム兄:で、下でボタンで留めて、使ってたんですって。
ほんだら、今もうパンツあんねんから辞めろや!


ナレーション:
ズボンの裾やワイシャツの形その由来には、様々な説があるようですが、
あなたは、ゆるせますか?

松本:じゃあ、キムやったんで、どれか選んでもらったら。

キム兄:いいですか。じゃあ、53の飲酒運転の謝罪会見。

松本:ああ、これ僕なんですけど。
よくね。芸能人がね。飲酒運転とかして捕まるじゃないですか?
ほいで、その~、結局、会見をするんですけども、
すいませんでした~いうて、涙ながらに、もうお酒のんで運転しませんとか、
なんなら、僕もうお酒辞めます、みたいなこというんですが・・・

イヤイヤイヤ、あのね。
酔うてたから車乗ってもうた訳ですよ。
しらふのお前が今それ言っても、説得力がないんですよ。
それをするなら、ベロンベロンなってから、云えっちゅうねん。

僕、こんなぁ酔うてますけど、乗る気しないっすねぇ・・・オェー!


ジュニア:それが本心ですからね。

松本:それが本心。

キム兄:同じ状態で言わないかん。

松本:そう。ようするに、
狼男がね、狼になってない時に、僕噛みませんっていっても、誰も信用でけへん。
狼に、おもっきりなってんねんけども、僕噛みませんっていったら、
ああ、この狼男はわかったんやなと。

キム兄:全くその通りですね。

松本:そうなんですよ。
だから、あの会見の、しらふの会見は全く意味が無いんですよ。

キム兄:説得力が全く無いんですね。

松本:全く無い。

キム兄:今のお前はな!ってことですもんね。

松本:そうなんです。

キム兄:ちょっと、飲めよ、飲めよ!飲んで言えよ!

松本:そういうことなんです。
ほんでまた、飲んだら乗りよるしね。

綾部:飲んで会見したら言うかもしれないですね。
乗っちゃうかもしれない!

松本:そうなんです。
だから、あのしらふの会見は全く意味が無いんです。

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